「竜とそばかすの姫」見てきました。
細田守監督の最新作。
ストーリーはネタバレしない程度に言いますと、
とある事故の記憶から家族にすら心を閉ざしている女子高生、すずが
ネットの仮想世界の体験を通して、成功と挫折を味わい、成長する物語。微恋愛含。
という感じです。
細田監督が、ディズニーの「美女と野獣」をリスペクトして作成したというだけあって、
「ここまんま美女と野獣じゃん!」というシーンがあります。
とても美しい映像で表現されていてココお勧めです。
そして
これらのストーリーの中にCMでもご存じの美しい歌。
主人公、「すず」こと、仮想空間における歌姫ベルの「歌」が流れるわけです。
全体を見て痛切に思ったのは、
「すべてにおいてもどかしい映画である」
ということ。
心を閉ざした主人公すず。たどたどしい声とセリフは彼女にぴったりで話し方からしてもどかしい。
そして仮想空間での「歌」
せめて最後、すべてを浄化するがごとく一曲がーーーーーーーーっと聞かせてほしかった。
フリはあるのに、「ため」はあるのに「カタルシス」はなかった。
おお、これこそ「ベルだ」ベルの歌声だ!ってガンガン来てほしかった。もどかしい。
で、あの子とあの子はどーーーーなったーーーーーのーーーーー。もどかしい。
それらすべてを打ち消す、
歌は美しい。
でも全部聞かせてくれない、ディズニーの美女と野獣は聞かせてくれるのに、「竜とそばかすの姫」は聞かせてくれない・・・。
難しい、難しい、メッセージをつかむのが難しい。
サマーウォーズのような痛快さはないものの、「もどかしさ」と「歌」が残る、
不思議な映画でした。
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2021年08月03日
